冬眠明けクマ注意

2016年4月5日

冬眠明けのクマに注意しましょう!

☆春は、クマが冬眠(冬ごもり)から目覚め、食べ物を求め活発に行動します。

☆昨年は山の木の実が少なかったことから、冬眠明けのクマは空腹で餌を求めて活動範囲が広くなっていることが予想されます。

☆これから山に入る予定の方は、クマと出遭わないよう、次のことにご注意ください。

グループでの行動を基本とし、朝夕は山中には入らない。

 声を掛け合いながら細心の注意をもって行動しましょう。明け方と夕暮れ時は、クマの活動が活発になるので避けましょう。

クマの出没状況を確認し、危険な場所には近づかない。

 入山予定地域の出没情報をあらかじめ市町村役場・地元警察署に問い合わせておきましょう。

鈴、笛、ラジオ等音の出るものを携帯し、クマに自分の存在を知らせる。

 クマは、聴覚や嗅覚が優れているため人の接近をいち早く察知し、人を避けます。

天候の悪い日の入山や水流の激しい沢辺は、特に注意する。

 雨や風、水の音、霧などにより、クマも人の気配に気づかず接近することがあります。特に高齢者の方は注意が必要です。

子グマを見たらそっと立ち去る。

 近くには必ず母グマがいます。母グマは子グマの危険を感じて人を攻撃することがあります。

山菜採りは、周囲を確認しながら、節度を持って。

 クマも山菜が好物です。山菜が多いところにはクマもいる可能性が高いので、足跡や糞などを見つけたら引き返しましょう。

☆もしクマに出遭ってしまったら、次のことに注意しましょう。

  • クマが遠くにいる時には、あわてないで静かにその場から立ち去りましょう。
  • 近くで、立ち止まっているクマに出遭った時は、クマから目を離さず、持ち物を静かに地面において注意をそらし、ゆっくりと後ずさりで離れましょう。背中を見せて逃げると、クマは本能的に襲ってきます。
  • 突然クマに襲われた時は、前足で顔面や頭部を一撃するので、ダメージを最小限に抑えるために両手で、顔・頭をかばってください。

○クマを目撃した場合や痕跡を見つけた場合は、直ちに市町村役場に連絡してください。

○クマに対する対策等については、市町村役場及び広域振興局保健福祉環境部まで、お問い合わせください。

【ツキノワグマの生態】

 ツキノワグマは本来、温厚で臆病な動物で、通常は、人間に気づくと自ら逃げたり、身を隠したりするため、出遭うことはめったにありません。
過度におそれることはありませんが、人間とクマとの出遭いを少なくすることが、結果的には、被害の防止につながります。
なお、近年の調査研究により、次のことが解っています。

【形態】

  成獣は全長120~145cm、体重70kg~120kg程度で北海道に生息するヒグマより小型ですが、本州に生息する陸上哺乳類の中では最大です。
  全身黒色で、胸に白い三日月模様「月の輪」がありますが、まれにないものがいます。長い爪を持つため木登りが得意で、木の上で餌を食べることもあります。

【食性】

  ツキノワグマは食肉目(ネコ目)に分類されますが、その食性は雑食性で、植物質から動物質まで様々なものを食べます。
  春は山菜や木の新芽、夏は昆虫類、秋は木の実を多く食べ、シカなどの死体を食べることもあります。

【行動】

  行動範囲は広く、オスで100k㎡以上、メスでも50k㎡ほどになります。
  縄張りのような排他的なものはなく、個体同士の行動圏には重なりが見られます。このため、餌の多い地域にはたくさんのクマが出没します。
  なお、6月~7月が交尾期であることから、行動範囲が広くなること。また、餌となる木の実が不作の年も行動圏が広がることが知られています。

【冬眠】

  12月から4月頃まで、樹洞や岩穴、木の根本の穴などで冬眠をします。
  クマは冬眠する他の哺乳類に比べ、冬眠中の体温の下がり具合が少なく、外からの刺激で起き出すこともあります。母グマと子グマは、2冬ともに冬眠します。

【出産】

  秋における母グマの栄養状態により、冬眠中に出産(2月上旬頃)と授乳をします。
  2年に1、2頭、まれに3頭の子を出産するときがあります。

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