
机浜のほど近くにある、22棟の番屋群。平成18年に、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」に選ばれた、自然の中に溶けこむ漁村風景です。
番屋とは、漁師が道具置き場や作業場所として使う小屋のことです。車のなかった時代、繁忙期に高台の自宅と浜を行き来するのは大変なこと。浜に自宅を建てることには津波の心配もあり、また農作業や炭焼きのためにも、机地区の人々は浜から離れた高台に住んでいたのです。
そこで、漁師が浜にひとつ、またひとつと自分たちの手で小屋を建てたのが番屋群の始まりです。小さな入り江に身を寄せ合う番屋群の風景は、浜の恵みをいただきながら助け合って暮らしてきた人々の生き様を象徴しているようにも見えます。
番屋群は、幾度となく津波や高波による被災と再建を繰り返してきました。現在の番屋群は、平成23年3月11日の東日本大震災の津波によって流出したかつての番屋群を、位置や姿かたちもそのままに復元したものです。
漁師が番屋群を案内する「番屋群漁師ガイド」では、漁村の暮らしや生活の知恵を、クイズなども交えて楽しく学ぶことができます。
| 所在地 | 〒028-8402 岩手県下閉伊郡田野畑村机142-3 |
|---|---|
| お問い合わせ |
NPO法人体験村・たのはたネットワーク |
| 営業時間 | 9:00〜17:00 |
| 定休日 | 年末年始 |
| 料金等 | 見学無料 (体験等はホームページをご覧ください) |
| Wi-Fi | 有り |
| 駐車場 | 有り |
| ホームページ | 体験村たのはた 番屋エコツーリズム |