「こころに寄り添い いのちを守る いわて」月間(自殺防止月間)について

2022年9月1日

 県では令和4年度から、9月の自殺防止月間の名称を『「こころに寄り添い いのちを守る いわて」月間』と定め、一人でも多くの自殺を防ぐため、県民と共に自殺予防に取り組む社会づくりを目指しています。
 国では9月10日から9月16日までの1週間を「自殺予防週間」と定め、国、地方自治体、関係機関、団体等が連携し、自殺について誤解や偏見をなくし、正しい知識の普及啓発を行うことを目的としています。

こころの健康について

 岩手県の年間自殺死亡率は、平成10年に急増して以降、平成15年に最多になりましたが、これまで県や、市町村等の取組により、長期的には減少傾向が続いています。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、失業などの社会的要因やストレスにより、こころの健康に影響が出ることで自殺リスクが高まっています。
 自殺は、人間関係や経済、健康問題など様々な要因が複雑に関係しています。そのため、なかなか解決に結びつかず、追い詰められた末に起こるものです。こころや体に不調がある方は無理せず、かかりつけ医や相談窓口に早めに相談しましょう。
 悩んでいる、困っていることがある人がいたら、相談を勧めてみてください。

チームバラ作戦の活動について

 NPO法人チームバラ作戦(前:明星大学チームバラ作戦)は、2011年3月11日に発生した東日本大震災を契機に、「早稲田大学思惟の森の会」OBである黒岩誠氏(明星大学心理学部名誉教授)が中心になって結成されました。活動初年度の「何も出来ないかもしれないが、バラの花を1輪持って会いに行こう」という黒岩誠氏の思いが、いつの間にかメンバーの間では「バラ作戦」と呼ばれ始め、今ではNPO法人となり、正式なチーム名になっています。
 その後、現在に至るまで継続したメンタルヘルス活動を村から委託し、夏のイベント「こころと体の健康ひろば」やゲートキーパー講習会、子育て茶話会、電話相談、リーフレット「バラ先生のこころの手引き」の配布などを実施してきました。

傾聴について

 もし、誰かが悩みを話してくれたら、時間をかけて、できる限り傾聴しましょう。話題をそらしたり、訴えや気持ちを否定したり、表面的な励ましをしたりすることは逆効果です。本人の気持ちを尊重し、共感した上で、相手を大切に思う自分の気持ちを伝えましょう。
 傾聴について、詳しく知りたい方は「聴き上手になるためのコツ」をご覧ください。

聴き上手になるためのコツ(260KB)

相談窓口

田野畑村保健センター 0194-33-3102
 平日8:30~17:15 (土日祝日を除く)

宮古保健所 0193-64-2218
 平日9:00~16:30 (土日祝日を除く)

お問い合わせ

健康福祉課
電話:0194-33-3102